きらら通信
鈴木さんご夫妻とブナの森へ
2012年06月04日
お米のラベルをデザインしてくださった版画家の鈴木さんご夫妻と一緒に鉢伏山のブナの森に行きました。
案内してくれたのは、もちろん、「㈱ぶなの森」のエコツアーガイド山﨑さんです。
鈴木さんは、野鳥に関心が深くて、版画の題材にもされているので、私は以前からこうして森に行ける日を楽しみにしていました。
森の中に入ると、不思議、不思議。空気が全く違って別の世界にいるような気持ちになります。まわりから聞こえるのは、鳥の声と私達がブナの落ち葉を踏む音だけ。
ブナは、4,5年に一回だけ種をつけるそうです。そして、今年はその年にあたり、小さなブナの芽がたくさん出ていました。
森の中で、シートを敷いて寝転がると、見上げた先には、ブナの伸びた枝とたくさんの葉がかすかに揺れていて、それを見ているだけで幸せ気分です。眠るように言われたんだけど、もったいなくてずっと、葉っぱをすかしてかすかに見える空を見ていました。
森の中は、不思議がいっぱいで、人の心もときほぐしてくれます。話題は、つきません。
鈴木さんは茅ヶ崎から、山崎さんは埼玉から、それぞれ能登が好きで移住してこられました。お二人の話を聞いていると、私はいつも、忘れていた能登のすばらしさを思い起こさせてもらいます。それと同時に、「能登はやさしや土までも」という言葉を現実のものにしていかなくてはいけないなと思います。
まだまだ豊かな自然に恵まれた生活に感謝の森歩きでした。
最後に、田植え後の苗は順調に育っています。次回写真載せますね。