きらら通信
バイオマス先進地視察
2012年12月03日
あっという間に師走になりました。
今朝は、この冬一番の冷え込みで、田んぼの水が凍っていました。でも、日中はとても良いお天気で気持ちいいです。
先月29日に、能登町「ふるさと未来塾」で「バイオマス先進地視察」に行ってきました。行き先は、金沢市にある明和工業株式会社をメインに3か所です。
明和工業では、木材はもちろん野菜やモミガラ、鶏ふん等いろいろなものを乾燥させて炭化しています。一度乾燥させることによって早く炭化させることができます。
炭で発電させることも可能で、実際に電気ストーブが点いていました。その仕組みについて、説明は聞いたのですが、私には、理解できませんでした。
でも、近い将来、間伐材やモミガラ、汚泥などを利用して発電ができたらいいですよね。昔、炭焼きに山に入っていたのと同じように山が整備され、里山の価値が見直されるのではないかと思います。
農家にとっても、炭化した鶏ふんは、抗生物質の心配もなく安心して使えそうです。
実際に木質ペレットで冷暖房を行っている施設もあり、エネルギー問題を真剣に考えなくてはいけない時なので、この視察は将来に希望が持てる有意義な視察でした。
実は、「ふるさと未来塾」では、私達の畑で土中に炭を入れて土壌の変化を調べる実験を行っています。しいたけの菌床も入れています。数年かけてどのように変化していくのか調査をして、実際の農作業に役立てることができればと楽しみにしています。