きらら通信
晩秋の代かき?
2012年11月22日
だんだんお天気快復。日差しも差してきました。
この季節には、貴重な日です。
きょうは、トラクターで2度目の秋打ちです。冬水田んぼにしてあるので、まるで代かきしているようです。
これは、田んぼに残った稲株をより細かくして、冬の間に分解されやすくするためです。稲株は、大事な養分となります。田んぼのものは田んぼに返す。循環型農業です。
天気はいいけど、トラクターに乗っている人は寒そうですよ。
私は、2回目の「農地パトロール」に行ってきました。
当目から輪島市与呂見へと抜ける知る人ぞ知る山道(一応県道ですが)を走り、途中で横道に入ります。「亀田原」と呼ばれる地区で、30年くらい前までは家もあり、何世帯か住んでいたそうですが、今は誰も住んでいません。
人はいないのですが、田んぼは、見事に整備されて耕作されています。一人の方がとても丁寧に作業されている様子が収穫後でもよくわかります。こんな田んぼを見るとすごく嬉しくなります。損得だけでは、できない仕事です。やっぱり、土を守り、農業を愛する気持ちですよね。
今回の「農地パトロール」は、あちこちでこういう光景を目にしました。普段は、どうしても耕作放棄地に目が向けられますが、こうしてきちんとに耕作している田んぼもあることを農業委員会で報告したいと思います。このような棚田は、大規模な農業経営では、おそらく耕作されないでしょう。
だとしたら、いったい誰が受け継いで守っていってくれるのでしょうか?
農家の皆さん、がんばりましょう!! 私達、駒寄農場もがんばらなくてはと、あらためて思いました。