きらら通信
水田環境鑑定
2009年06月16日
6月12日 水田環境鑑定士 第2回目の調査
今回は生き物の調査です。水を取り入れている小川や田んぼの中にどんな生き物がいるか調査してもらいます。
まずは小川。鑑定士の草光さんは水の中にも入って行けそうな完全防備のスタイルで川の中に降りて行きます。
何度も網ですくって生き物を探します。
小川にいたのは“カワニナ”(真ん中ほどにいる黒い生物です)。ホタルの幼虫のエサですね。このあたりはホタルも沢山いるそうです。夜、そ~っと見に来るといいですね(でもチョッと怖いかも)
トンボの幼虫“ヤゴ”もいました。大きいのはオニヤンマになります。 水生昆虫の“トビケラ”や“ガムシ”もいました。
田んぼの畦には“シュレーゲルアオガエル”の卵を発見。このカエルは浅い谷間の田んぼなどで生息しているカエルだそうです。湿った土に産卵するので、畦がビニールで覆われたり、コンクリートで固められると産卵できなくなるそうです。
“ドブシジミ”や“ゲンゴロウ”、“ヤモリ”などもいました。カエルも沢山いましたよ。普段何も考えずに田んぼの近くへ行っていますが、こうして調査してもらうと色々な生物がいるんですね。今日はいませんでしたが春先には“ドジョウ”もいたらしいです。
この環境を守っていくことが、美味しいお米作りにきっとつながっていくと思います。