きらら通信 

農業国際会議in佐渡

2012年07月26日

 

 17日、18日と2日間にわたり、佐渡市で「生物の多様性を育む農業国際会議」が開催されました。

 

 

 佐渡市と言えば、能登と同時に世界農業遺産に認定されています。また、30年くらい前には、佐渡と能登を結ぶフェリーも就航していたくらいで、海を渡ればとても近いところです。

 と言うわけで、今回、珠洲市飯田港からチャーター船で、能登地区4市4町から50名以上の参加者が佐渡市を訪問しました。

 私も、もちろん行きました。酔い止め薬を飲んで緊張して、船に乗り込んだけど、波が穏やかで快適な船旅でした。

 「農業国際会議」には、中国、韓国、フィリピンからも参加者がいて国際色豊かでした。

 この会議を通じて、一番強く感じたのは、田んぼの役割は米を作るだけではなく、たくさんの生き物を生み出すところ、まさに生物多様性の源であるということです。

 農薬を使わない田んぼには、カメムシの被害が少ないという実態からもわかるように、たくさんの生き物がいてこそ、良い環境が保たれているのです。

    

 能登でも、耕作放棄された棚田がたくさんありますが、もう一度、田んぼの偉大な役割を改めて知り、地域で取り組んでいかなくてはならないと思います。

 まずは、生き物調査がその第一歩になるのではと期待しています。

 先日の生き物調査の結果ができたら、ぜひ、地域の人にも見てもらおうと思います。

 「生物多様性」の取り組みは、自分の地域にあった形でいいので、トキやコウノトリがいなくても自分たちの取り組みはできるはずです。

 国際会議終了後、佐渡の農家さんの田んぼを見せてもらいました。

 竹ぼうきを使った除草機は、来年は私達も作って使ってみようと思います。

    

 佐渡市の農家さんは、佐渡全体の米のレベルアップをしたいととても熱く語っていたのが印象的でした。私達もがんばらなくてはと思います。

佐渡では、とても有意義な2日間でした。

最後に、すごくきれいなバラのアレンジです。

友達から暑さに負けず頑張れエールにいただきました。頑張ります!

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