きらら通信
寒大根試食会
2013年03月18日
17日(日)ポカポカ陽気の春らしい1日でした。
当目集会場で、1月から予定されていた「夢を語る会」の寒大根試食会がありました。寒大根とは、冬の冷たい外気で大根を乾燥させて作る保存食ですが、最近は、あまり作られなくなりました。
この日は、二人が寒大根を作ってきてくれました。一人は、大根を1本丸ごと干したもの。もう一人は、輪切りにした状態で干してあります。
どちらもおいしかったのですが、輪切りで干した方が歯ごたえがありました。寒大根そのものは、控えめな味なので、麩やゴボ天、焼き豆腐などと一緒に煮ると味がしみて美味しいです。
食べた記憶が無い私は、切り干し大根の味を想像していたのですが、切り干しほど凝縮された味ではなくて、うす味なのでいろいろな調理法ができそうです。
会場では、さっそく各家庭で寒大根が吊り下げられている情景が話題になっていました。来年の冬には、当目地区一帯で、寒大根が軒下に並んでいるかも…
考えてみると、大根に加えてかきもちや干し芋、干し柿など吊り下げて作る保存食ってたくさんあります。そんな風景がまたみられるようになるといいですね。これも世界農業遺産として後世に残していきたい物の一つですね。
「夢を語る会」では、もともと地元にあったものを活用することを基本とし、まず私達自身が楽しむこと、そこからじっくりと何かを作り上げていくことをめざしています。
さて、いよいよ今年のお米オーナーさん募集開始です。
たくさんの皆さんの参加をお待ちしています。