きらら通信
「夢を語る会」と地域再生
2014年03月04日
今朝の当目の最低気温は-4℃。水をはった田んぼは凍っています。やっと咲き始めたサザンカも白くなってしまいました。
少し春の気配がしてきて、この間道路でカエルを見つけたのですが、あのカエルはこの寒さでびっくりして、また土の中にもぐったのでしょうか?寒いけど、今日はいいお天気になりそうなのでしばらくがまんですね。
先日、当目地区「夢を語る会」で金沢へ行きました。お米販売店で、消費者にどういう米が求められているのか聞いてみたり、近江町市場へ行ってみたりしました。
その中で印象に残ったのは、デパートの食料品売り場の一角に県内でもよく名前を聞くお米農家の方々がその場で精米もしてくれる量り売りをしていたところです。お米は、それぞれの農家ごとに個別にガラスケースに入れられています。昔の駄菓子屋さんを思い出しました。 お客様は、自分の好みのお米を選んで、その場で精米してもらいます。売り場にはちゃんと説明してくれる担当者がいるので、ブレンドしてもらうことも可能です。
以前は、お米は農協(JA)に出荷するものだと思っていましたが、今では、こうして農家も販売力を持ち、どんどん積極的に自分で販売するようになっています。
私達の住む当目でも、米作りを通して地域の再生への取り組みを始めようとしています。高齢化が進み、限界集落も間近と言われる地域で、今、なんとかしなければと言う気持ちで取り組みがスタートしました。
幸いにも、県立大学の学生サークル「援農隊」も応援に来てくれます。お米を生産して売るだけではなく、地域の再生と結び付けていこうというのが目的です。
今、当目に住む私達がやりがいのある仕事をして、元気に楽しく暮らせる地域にしていく必要があります。そうすれば、地元で暮らす後継者ができたり、都会から戻ってきて生活しようという人が増えていってくれるのではないかと期待します。