きらら通信
外(ソデ)のソデグロヅル
2015年03月09日
3月に入り、日差しの届く日は暖かさを感じるようになってきました。
紅梅が咲き始め、能登にもいよいよ春の訪れかなと思います。
田んぼの雪はすっかり消えました。種もみを水に漬け込む日も近いです。
そんな中、毎年恒例となりました中島町の鈴木さんのところへ行ってきました。
お決まりの「海」さんで中島名産のカキをいただいた後、外(ソデと読みます)地区へ行きました。
ここの田んぼには、「ソデグロヅル」が1羽だけシベリアから飛来して冬の間、棲んでいます。
「ソデ」に「ソデグロヅル」というのも何かの縁でしょうか。見たところ、真っ白な姿ですが、羽を広げると黒い部分があるので、この名前らしいです。主にシベリアに棲んでいて世界でも数少ない貴重な鳥だそうです。
写真を撮りたかったのですが、ツルのために遠くから観察するようにバリケードがしてありました。「ソデ」地区の区長さんの配慮だそうです。バリケードには、「ソデグロヅル」からのメッセージが書いてありました。
区長さんはやさしい方ですね。なんでもツルのそばで1時間くらい寝そべって会話をしたそうです。それできっとツルの気持ちがわかったんですね。やさしい区長さんのおかげでツルは気持ち良さそうに田んぼを突っついていました。
その後、「遊帆」さんでおいしいコーヒーと紅茶とデザートをいただいて、鈴木さん夫妻と地域の話や農業の話題で楽しく、すごさせていただきました。
「遊帆」さんはリニューアルされていて、薪ストーブがおいてありました。よりあったかい雰囲気になっていました。