きらら通信
2010年5月17日
2010年05月17日
オーナーさんの田植え作業
当初の予定を変更し、15日午後、オーナーさんと応援団の皆さんの協力で田植え作業をしました。青い空の下で、みんなでする田植え作業はとてもにぎやかでした。
思わず、子どもの頃の田植えを思い出しました。あの頃、田植えというと親戚のおばちゃん達が泊りがけで来てくれ、近所の人と一緒に田んぼで一列に並んで手で植えていく作業でそれはそれは、にぎやかでした。子ども達は、畔端で苗を投げたりとお手伝いをしながら、田んぼのまわりで遊んでいたものです。
そして、10時と3時には、「たばこ」と言われる休憩があり、おはぎやほうばめし(きな粉ごはんをホウの葉でくるんだもの)などがおやつとして振舞われ、これがすごく楽しみでした。
あの頃は、田植え機も無く、苗も田んぼの中で油紙をかぶせて育てていました。作業はたいへんだっただろうけれど、田んぼでの人と人との交流があり、協力が不可欠でした。そして、時間が今よりずっとゆっくりとながれていたように思います。今でも、田んぼは大切な交流の場ではあるのですが、人の声より、機械の音が響き、時間との闘いです。
「農」の喜びは、今も変わらずあります。楽しそうに田植えをするオーナーさんと田んぼのまわりの山や川を駆け回る子ども達の姿にそう感じました。もう一度自分の心に問いかけてみようと思います。そして、喜びと感謝でおいしいお米を作りましょう。