きらら通信
除草機 その2
2011年05月27日
チェーン除草機から一週間が経ちました。
2回目の除草作業は、原点に返り人力の除草機です。この除草機を転がしながら、田んぼの中を隅から隅まで歩きます。
一往復しただけで、息があがります。かなり、体力も消耗します。しかしながら、ていねいに行うと、最も効果的だそうです。
生えはじめの草が抜けるか、土中に埋められます。また、田んぼの中を歩くことにより、土中のガスも抜くことができます。
作業をしてくれた皆さん、感謝、感謝です。ありがとうございました。
少し前の話になりますが、21日に北河内地区の耕作放棄地を復元した畑で、キビとアワの種を蒔きました。
20メートルくらいありそうな斜面にひもを張り、一列ずつ種を蒔いていきます。あまり厚く蒔くと間引きする苗が多くなるので、自分の手先で加減しながら少しずつ種を落としていきます。
この自分の手で加減するという作業がすごくいいです。
今は何でも機械化されていて、手作業がずいぶん少なくなりました。機械ならボタンひとつで均等に種を蒔いてくれることでしょう。手を使って加減するという行動が不要になっているかもしれません。ちょっと寂しい気がしませんか?
昔、人間は手の労働によって発達してきたと聞いたことがあります。種まきをしながら、そんなことを思い出しました。
この日、蒔いた種はまもなく、芽が出ることと思います。種一粒、一粒に農家の想いを込めて蒔いてあります。と言いたいのですが、本当は、20メートルの斜面は、思ったより長い距離で、途中で振り返ると斜面は、まだまだ続いているのでした。現実は厳しいです。