はじめましてっ!「山田のいちばん星」です。2009年から販売させていただいています。  農薬・化学肥料は一切使用しておりません。
あきちゃんの栽培日記

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きらら通信 :223
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2012年12月20日

昨日から断続的に雪が降り続いています。

遠くの山は、まるで水墨画の世界です。

     

不覚にも私は、風邪をひき、咳が出てたいへんな状態です。電話での会話も途中で中断しなくてはならないくらいで困っています。

さて、こんな寒い雪の中、田んぼで生き物調査をしてくださっている方々がいます。春からずっと季節ごとに継続的に調査を続けてくださっていますが、まさか、こんな雪の中でもするなんて思っていなかったので、びっくり!

     

冬水田んぼで、水は溜めてあるけど、どんな生き物がいるのでしょうか?興味しんしんです。

でも、ありがたいですよね。ホント感謝です。

1年間の調査結果がでたら、何らかの形で地域の人みんなにお知らせしたいですね。みんなで生き物いっぱいの田んぼを守っていきたいです。この地域には、まだまだ豊かな自然がたくさん残されているのですから、未来へと継承していかなくてはと、雪景色の中、思いました。

早く、風邪治したい!

明日は、いよいよ冬至です。かぼちゃ食べて、柚子湯に入ったら風邪も治るかもと期待します。

2012年12月12日

 

能登町当目は、8日夜からずっと雪が降り続いています。積雪は、30cm以上あると思います。

 

 

 冬水田んぼも雪水田んぼになりました。小鳥がたまった雪の上を歩いていてかわいいので、写真撮ろうと窓を開けたら、飛んでいってしまいました。

 

 この積雪のおかげで、毎日長靴を履いて出勤しています。こちらでは、ゴム長靴は必需品です。

           

 雪道を歩いても滑りにくく、道路以外の積雪があるところでも歩けるので便利です。

 建設会社でもある私達は、9日から、毎日除雪作業を行っています。私は、電話連絡する係なのですが、夜中、3時頃に一度外へ出て積雪の量を確認してオペレーターに電話します。

 先日、3時頃パジャマの上に防寒着をはおり、外へ出ました。雪の量は、除雪をするには、微妙な量だったので、しばらくウロウロしていました。すると、向かい側から車が1台出てきました。私もびっくりしたけど、車の人もびっくりしたと思います。この田舎で、夜中3時にパジャマのおばさんがウロウロしているのですから。あやしいですよね。

 雪もそろそろ落ち着きそうな気配です。気が付けば、今年も残りわずかとなりました。年賀状作らなくちゃ!何かと慌ただしい毎日です。みなさん、風邪などひかれませんようにご注意ください。

          

 ちなみに私は、鼻風邪をひいてしまい、ティッシュが手放せません。早く治したいです!

2012年12月03日

 あっという間に師走になりました。

 今朝は、この冬一番の冷え込みで、田んぼの水が凍っていました。でも、日中はとても良いお天気で気持ちいいです。

 先月29日に、能登町「ふるさと未来塾」で「バイオマス先進地視察」に行ってきました。行き先は、金沢市にある明和工業株式会社をメインに3か所です。

 明和工業では、木材はもちろん野菜やモミガラ、鶏ふん等いろいろなものを乾燥させて炭化しています。一度乾燥させることによって早く炭化させることができます。

 炭で発電させることも可能で、実際に電気ストーブが点いていました。その仕組みについて、説明は聞いたのですが、私には、理解できませんでした。

 でも、近い将来、間伐材やモミガラ、汚泥などを利用して発電ができたらいいですよね。昔、炭焼きに山に入っていたのと同じように山が整備され、里山の価値が見直されるのではないかと思います。

 農家にとっても、炭化した鶏ふんは、抗生物質の心配もなく安心して使えそうです。

 実際に木質ペレットで冷暖房を行っている施設もあり、エネルギー問題を真剣に考えなくてはいけない時なので、この視察は将来に希望が持てる有意義な視察でした。

 実は、「ふるさと未来塾」では、私達の畑で土中に炭を入れて土壌の変化を調べる実験を行っています。しいたけの菌床も入れています。数年かけてどのように変化していくのか調査をして、実際の農作業に役立てることができればと楽しみにしています。

 

2012年11月22日

 

 だんだんお天気快復。日差しも差してきました。

 

 この季節には、貴重な日です。

 きょうは、トラクターで2度目の秋打ちです。冬水田んぼにしてあるので、まるで代かきしているようです。

        

 これは、田んぼに残った稲株をより細かくして、冬の間に分解されやすくするためです。稲株は、大事な養分となります。田んぼのものは田んぼに返す。循環型農業です。

 

天気はいいけど、トラクターに乗っている人は寒そうですよ。

 

 

 私は、2回目の「農地パトロール」に行ってきました。

 当目から輪島市与呂見へと抜ける知る人ぞ知る山道(一応県道ですが)を走り、途中で横道に入ります。「亀田原」と呼ばれる地区で、30年くらい前までは家もあり、何世帯か住んでいたそうですが、今は誰も住んでいません。

 人はいないのですが、田んぼは、見事に整備されて耕作されています。一人の方がとても丁寧に作業されている様子が収穫後でもよくわかります。こんな田んぼを見るとすごく嬉しくなります。損得だけでは、できない仕事です。やっぱり、土を守り、農業を愛する気持ちですよね。

 今回の「農地パトロール」は、あちこちでこういう光景を目にしました。普段は、どうしても耕作放棄地に目が向けられますが、こうしてきちんとに耕作している田んぼもあることを農業委員会で報告したいと思います。このような棚田は、大規模な農業経営では、おそらく耕作されないでしょう。

 だとしたら、いったい誰が受け継いで守っていってくれるのでしょうか?

 農家の皆さん、がんばりましょう!! 私達、駒寄農場もがんばらなくてはと、あらためて思いました。

2012年11月17日

 久しぶりに良く晴れた日になりました。外に出ても暖かく、絶好のお出かけ日和です。

 と言うわけで、農業委員の任務の一つ「農地パトロール」に行ってきました。

  航空写真と公図を照らし合わせながら、目的の農地を探し、現状が農地なのか遊休農地なのか、保全の状態を確認して報告します。

 

 

 私の担当する当目地区は、農地面積が多く広範囲に広がっています。高齢化が進み、空き家になってしまった家もたくさんあります。

 

 しかしながら、農地をまわって見ると、予想以上に奥深い谷間の棚田でも耕作されていて感動でした。

 

 私達が耕作している「北谷内」の棚田よりもっと傾斜が急で細い坂道をあがっていくと、10数枚の棚田があります。水は、山から自然に流れてくる栄養豊富な天然の水です。ここなら、きっとおいしいお米ができるだろうと思います。

       

 区画整理が進み、大規模な農業法人が大型の機械で作業することがだんだん多くなっていく中、こうした棚田を守っていくことの意味をもう一度考えてみる必要があります。

 農家が求めているのは、戸別補償や農地集積プランでしょうか?イノシシの被害を恐れながらも自分の土地を守り続けて行くことは、たいへんなことです。

 早く、里山から里地、そして海へとつながる再生への道ができることを願います。

 

 おまけですが、途中にあるお寺のつつじと紅葉のコントラストがとてもきれいだったので、一枚。

 

 

 そして、私達の「山田」は冬水田んぼとして、山からの清流が流れ込んでいました。まわりの山も紅葉が最終シーズンとなりましたが、やっぱり天気がいいと景色は最高です。

        

2012年11月14日

 昨日は、ものすごい音の雷とあられが降りました。夜は、竜巻注意報まで出てビックリでした。

 今年はいつもに増してよく雨が降ります。

 そんな中、伊豆の土屋さんからレモンと橙、花柚子とライムが届きました。ありがとうございます。

 国産レモンは、貴重品です。まして、土屋さんのは、農薬不使用なので本当に貴重品です。

 レモンティーはもちろん、蜂蜜にもつけ込みました。

  橙は、どうして食べるのかな?お正月のお供えの上にのっているはずですが、食べたことがありません。土屋さんにお礼の電話をかけて聞いたところ、しゃぶしゃぶのタレ等に絞って入れるそうです。そうなんだ!今度ぜひ試してみます。

 

 さて、土屋さんは、もう3年も「山田のいちばん星・駒寄米」のお客様です。茅ヶ崎の方からの紹介がきっかけでお米がおいしいと食べてくださるようになりました。

4年前、初めてお米を作った時にわずか600kgのお米をどうやって販売しようか悩んでいた頃を思い出します。

石川県が主催する受注懇談会に出かけたり、スーパーでの量り売りに参加したりといろいろなことをしてきました。

今では、おかげさまで年間通じて購入してくださるお客様も増え、お歳暮に利用してくださるお客様もいらっしゃいます。

 

お米のお歳暮も好評です。JAS有機米は、まだ少し在庫があります。

           ぜひ、ご利用ください。

2012年11月09日

 お米の発送が一段落した駒寄農場では、今度はしいたけの収穫がはじまりました。

 栽培しているのは、原木しいたけで「のと115」という品種です。しいたけ部長のあきちゃんの情報によると、これは「どんこ」と呼ばれる肉厚のしいたけの一種で、寒暖の差が大きい奥能登の環境で育つオリジナルしいたけだそうです。

 今は、ほんのハシリでまだ大きなものは少ないですが、立派なのは別箱に入れて出荷します。

      

 

 もう少し寒くなると、本格的に大きなものが採れて「のとてまり」というブランド名で販売されます。それはもうすごく立派な大きさと形で、実は私もまだ食べたことがありません。(しいたけ部長の許可がまだ下りないので…  いつか食べたいです)

 

 選別されたしいたけは、JAの「顔がみえる能登の食材」という箱に入れて、金沢の市場へと出荷されます。能登の食材をいろいろ集めて出荷してくれるので、ありがたいですね。

 しいたけは、焼いて塩をちょっと降って食べるのが一番おいしいと思います。炭火が一番かと思いますが、フライパンでも十分おいしいです。

 ジクの部分は、さっとゆでて味噌漬けにしてもおいしいですよ。ご飯がすすみます!

 今日は、ほんのちょっとだけ規格外のしいたけが残ったので、しいたけ部長にはこっそり内緒で焼いて食べようと思います。

 

2012年11月07日

 11月も中旬近くになり、毎日雨が降り、しぐれ模様です。

 みなさん、おいしい新米食べていますか?

 農家はみんな「うちのお米が一番おいしい」と思っているはずです。もちろん、私もそう思っています。寒くなってきたので、お鍋とかおいしいですよね。

 昨日は、ズワイガニが解禁になりました。いいですね~。

 そんな中、冬に備えての準備も少しづつ始まっています。ご近所で、干し柿を発見しました。柿の皮は、漬け物に入れると漬け物の味がぐ~んと良くなるとお向かいさんが言っていました。高菜の漬け物に入れたそうです。皮も無駄にしない生活の知恵ですね。

 

 ひと時、雨がやんで外に出てみると、赤く色づいた葉っぱがたくさん。

   

会社のまわりも昨日雪づりが完成しました。これを見ると、本当に冬が近いんだなと思います。

    

みなさん、おいしいお米をたくさん食べて風邪などひかないようにしましょうね。

2012年10月30日

 今朝は寒かったですよ。会社でも、思わずエアコンのスイッチを入れました。日に日に秋が深まる能登です。

 「山田のいちばん星・駒寄米」を販売させていただいていますが、おかげさまで大好評でお客様から「おいしい」の声に加えて、1年間の栽培の労をねぎらうお言葉もいただき、感激です。鈴木さんに作っていただいた新しいラベルも好評です。

 お客様の「おいしい」の声が私達農家にとっては、何よりありがたく、来年はもっとおいしいお米を作ろうというエネルギーの素になります。

 田んぼでは、「秋うち」という耕起が終わり、水を入れています。冬水田んぼの準備です。冬の間に微生物くんたちに頑張ってもらいます。田んぼに残った稲株をしっかり分解してもらい、土をトロトロにします。

  

 私達は、これからの農閑期に土づくり等農業について勉強します。本を読んだり、先輩の話を聞きに行ったり、学びの季節です。

              

 

 と言いながら、まずは、「春蘭の里」にある農家民宿「ゆうか庵」へランチに行きました。いつも最高の笑顔で迎えてくれる中田さんは、お料理にいろいろな工夫がしてあり、おいしいのはもちろん、健康管理もしっかりしてくれています。とても落ち着いた雰囲気でゆっくり食事を楽しみました。

2012年10月19日

柿の実が色付いてきました。朝晩は、めっきり寒くなり我が家ではコタツが登場しております。

秋も深まりつつある能登ではありますが、駒寄農場では、お米の発送が始まりました。

「山田のいちばん星」は、オーナー様に全て発送しました。30kgの袋は、さすがにずっしりと重たくて、収穫の喜びと感謝を感じます。

 

「山田のいちばん星・駒寄米」は、定期購入並びに予約のお客様に。ラベルも新しくなり、有機JASの表示も加わりました。

 

 

おいしいお米を求めて、足を運んで買いに来てくださるお客様もいらっしゃってありがたいですね。

私も、少しだけ新米を食べてみました。やっぱり、おいしい!! 明太子と相性バツグンでした!

 

一方、田んぼでは、元肥となる堆肥と米ぬかを撒いて、トラクターで耕起しています。もう、来年の準備が始まっているんですね。この後、水を入れて冬季湛水をします。土中の微生物を増やし、稲株を分解して肥料にします。

 

「駒寄米」の在庫は、まだありますが、ご希望の方はお早めにご注文お願いします。

2012年10月08日

 7日(日)朝から雨がザーザー降り、心配しましたが、稲刈りが始まる10時頃には、お天気回復しました。良かったぁ~。

 今年は、3家族10人の方が参加してくださいました。ありがとうございます。田んぼに水が溜まっていたので、うっかり転ぶと大変なことになりそうな中でもサクサク稲がどんどん刈られていきます。

 全く初めて稲刈りを経験される方もいて、とても新鮮な稲刈りでした。刈った稲は、はざに干します。稲束をしばるのは、去年教えてもらってマスターしたはずなのに、すっかり忘れてしまった私。やっぱり難しいです。

  

 お昼ごはんは、定番の田舎料理。写真撮るのを忘れてしまったのが、残念です。けんちん汁は、みごと完食。焼おにぎりも好評だったことにしておきましょう。オーナーさんどうしも楽しく会話がはずんで、見ていてうれしいですね。

 午後は、びっくりするくらいあっという間に稲刈りが終了しました。子供たちは、田んぼでいろんな生き物探し。カエルやバッタ、沢ガニもいたそうです。ヘビもいました。

 田舎では、あたり前すぎて気付かない生き物を都会の子供たちの方が上手に見つけてくれます。オーナーさんには、いつも教えられ自然のありがたさ、大切さをあらためて感じます。

 毎回思うことですが、オーナーさんとのふれあいは、本当に楽しくて私達の元気の源。来年も頑張っておいしいお米を作りたいと思います。

 稲刈りに参加されなかったオーナーの皆さんにも、お米ができ次第お送りします。もうしばらくお待ちくださいね。

 

2012年09月27日

 25日、26日の両日、天候にも恵まれ、駒寄米の刈取作業が終了しました。

 25日は、まずJAS有機米からです。2枚の田んぼのうち1枚はなかなか立派な稲穂でした。

          

 26日は、今年から作り始めた特別栽培米です。こちらは、稲株は太いのに、穂が小さかったり、稲株が細かったりで収穫量は、予想より少なかったようです。今秋、元肥を十分にあげて、土づくりから取り組まなくてはと思います。

     

 さて、残すところ、山田の田んぼのみですが、こちらは、来月7日にオーナーさんと一緒に稲刈りをします。

 そこで、ちょっとした問題が発生。

 なんと、イノシシが近くに出没しているらしいのです。まだ、被害はありませんが、私達にできる対策をとろうということで、木搾液+ニンニク焼酎を畦のまわりにまきました。

 次に、音で脅かし作戦で、朝夕にロケット花火を打ち上げています。

     

 さらに、ひかり作戦で、工事用の安全灯を田んぼのまわりに点灯しました。

 これらの作戦は、果たしてどれだけ効果があるかわかりませんが、これまで一生懸命育ててきたお米です。なんとか守らなくては!!

 そして、オーナーさんと一緒に稲刈りができますように。イノシシさんお願いします。

 能登では、今までイノシシの話など全く無かったのに、昨年くらいからでしょうか。ウワサになり始めたのは。

 山が荒れているのも、ひとつの原因とかいいます。里山の暮らしを真剣に見直す時期が来ている気がします。

2012年09月24日

 朝晩は、すっかり涼しくなりました。鉢伏山のふもとの当目では、涼しいを通り越してしまい、昨夜は、ついに毛布で寝ました。あったかでしたよ。

 さて、もうすぐ稲刈りです。明日かな、明後日かなと空を見上げながら思っています。

 そんな中、版画家の鈴木さんが「山田のいちばん星・駒寄米」のラベルを持ってきてくださいました。「駒寄」の名の由来でもある地元に伝わる「猿鬼伝説」をモチーフに作られた作品です。

  ← (事務所に飾ってあります。)

 大地に根ざして、作られた「駒寄米」の力強いイメージが伝わってきます。そして、ほんのり暖かさも伝わります。

 

 

 今年から、駒寄農場の米は3種類になりました。

①山田のいちばん星→北谷内地区の山間地で栽培。こちらは、オーナー様専用のお米となってい      ます。

②駒寄米・JAS有機認定→駒寄地区で栽培。平成22年より栽培開始 石川県JAS有機認定のお米です

③駒寄米・特別栽培米→駒寄地区で栽培。平成24年より栽培開始

 栽培場所は違いますが、3種類とも栽培方法は同じで化学肥料も農薬も使わずに生き物いっぱい、自然の恵みで育てました。

 ただ今、新米予約受付中です。

 ページ左側のバナーをクリックして、ご希望のお米を選択してください。皆さまのご予約お待ちしています。

2012年09月11日

 駒寄地区の大きな田んぼのヒエ刈りが終わり、山田の田んぼに移動しました。

 

 この田んぼは、お盆頃まではわずかなヒエしか無かったのに、今は大量に生えています。なぜなのでしょうか?

 

 今年は、除草剤を使用して一旦ヒエが消えた農家さんも遅くなってからたくさん生えてしまったそうです。

 原因はわかりませんが、ともかく刈るしかありません。

 今は、農作業がどんどん機械化されて田んぼの中に入ることがほとんど無くなっています。でも、田んぼの中に入ると、わかることもたくさんあります。

 同じ一枚の田んぼでも、稲の丈が良く伸びているところと短いところがあります。短いところは、栄養不足ですから、来年肥料を多めにあげる必要があります。

 田んぼの中に生えている草の種類も田んぼによって違っていたりします。

 昔は、ほとんど人力で手作業だったのでこうして一枚、一枚田んぼの様子を見ながら農作業をしていたはずです。だから、田んぼ一枚一枚にも、稲一株づつにも想いを込めて作っていたと思います。

    

 それを今、同じようにすることは難しいけれど、農家の想いのこもった米作りをしたいと思います。

2012年08月29日

 連日厳しい残暑が続いています。おまけに、雨が降らないので水不足も深刻になりつつある状態です。

 

 そんな中、いよいよ始まりました。ヒエ刈りです。私も昨日一日やりましたが、今日は交代で会社の留守番。

 

 鎌でヒエだけを刈るのですが、稲株の中に混在していると、見分けながら刈ります。ヒエの株は、稲株よりはるかに太くて立派です。稲の養分もとってしまったんでしょうね。

 刈りとったヒエは、あっという間に山もりになります。このヒエの種が田んぼの中に落ちると、なんと7年生きているそうです。強いですね。

  

 よく見ると、ヒエは田んぼの中心部に多く生えています。田んぼのまわりの部分は、深水管理ができたので、ヒエがあまり成長しなかったんだろうと思われます。

 来年は、水管理しっかりやらないとだめですね。

 写真で見えるでしょうか、リュックを背中に背負っていますが、この中には、凍らせたペットボトルのお茶が入っています。背中がひんやりするし、喉が乾いたら、田んぼの真ん中でも飲めるので、すごく便利なのです。考案したのは、上野さんで、なんでもすぐ上手に工夫してくれます。知恵袋のような存在です。

 

 ヒエ刈りは、まだまだ続きます。刈りとった後を振り返るとすっきりすごくいい気分です。

 

 

2012年08月22日

 お盆が過ぎると、例年なら少しづつ涼しくなるはずなのですが、今年の残暑は厳しいです。

 風通しが良くて夜は涼しいのが自慢の我が家でも、昨夜はめずらしくエアコン付けました。全く付けない年もあるくらいなのに、今年はもう、10回近く付けています。(きっと…)

 雨も全然降らないので、今日はついにブルーベリーに水やり作業です。

 

田んぼは、おかげさまで山からの水は枯れることなく流れてきています。ありがたいですね。

 

 一昨日、版画家の鈴木さんが来てくださいました。

 新しいお米シールの打ち合わせです。駒寄農場のお米は、今年から一部50アール分だけJAS有機認定の米として販売します。また、合わせて新しく耕作した特別栽培米も販売しますので、新しいシールを作ってもらうことをお願いしました。

 

お米の名前は、「山田のいちばん星*駒寄米」です。どんなシールができるか楽しみです。

 鈴木さんは、学生時代に民俗学を研究されていたそうで、今日はこの地域に伝わる「猿鬼伝説」ゆかりの地をめぐってみました。

    

 実は、「駒寄」という名前もこの伝説に由来しています。

 はるか昔、猿のような顔をした鬼がこの地を荒らして人々を困らせていました。この鬼をみごと退治した神様が馬をつないだところから「駒寄」という名前が付けられたそうです。

 私達の住む地域を駒寄地区と呼びます。なので、駒寄地区でとれたお米は「駒寄米」なのです。

 「駒寄米」は順調に穂が出て、少しうつむき加減になっています。いい感じです。

  

 ひとつだけ問題は、その稲穂のとなりに大きなヒエがすくすく伸びていることです。来週は、いよいよ鎌を持って田んぼに入ろうと思います。ヒエの種が落ちるまでに刈りとって田んぼの外へ出すのです。

  

ヒエ刈り応援隊大募集中です。

2012年08月09日

 立秋を過ぎてから、急に涼しくなりました。日中もクーラー無しで大丈夫です。

 久しぶりに、山の田んぼへ行ってみると、空は青いし、さわやかな風がふいて、とっても気持ち良かったです。

 そして、田んぼではコシヒカリに穂が出ていました。いち早く出る穂を「走り穂」と言います。穂が出揃うと「穂ぞろいした」と言いますが、ほとんど、穂ぞろいの状態でした。いよいよ、実りの季節を迎える準備が始まるんです。

        

 稲の葉っぱにテントウムシが付いていたり、クモが巣を作っているのを発見し、ちょっと嬉しくなりました。

      

江には、大きなトノサマガエルがいて、オタマジャクシもまだまだたくさんいました。いつ、カエルになるんでしょうね。この江には、本当にたくさんの草が生え、生き物が棲んでいます。

   

 先月末に大阪から、オーナーさんご一家が田んぼを見に来てくださいました。お父さんが息子さんたちに自然の風景をぜひ、見せてあげたいと遠い能登まで足を運んでくれたのです。

 ステキなお父さんですね。こんなお父さんがいてくれたら、日本はまだまだ安心だなんて勝手に思いました。

 そして、みなさんを田んぼにご案内したところ、小学生の息子さんが開口一番に「あれっ、おれ達しかいない。」と言いました。そっか、大阪では、こんな誰もいないところなんて無いんですね。

 お父さんは「ここにいると、自然の音しか聞こえませんね。」と言われ、私達には、あたり前の風景や環境が他の人には、新鮮に感じられるということが分かりました。

 オーナー制度の意味がまたひとつ、加えられたように思いました。遠いところを本当にありがとうございました。

私は、今日も一人、田んぼで小川のせせらぎの音と虫がぶ~んと飛ぶ音だけを聞いていました。

2012年08月02日

暑い、暑い毎日が続いています。

7月いっぱいで、ブルーベリーの早生の収穫が終わり、今は晩生ラビット系が完熟になるのを待っている状態です。

 

 稲は、暑さに負けず順調に育っています。株も増え、今は出穂の準備をしているところです。

 

 

今日は、出穂の前に猛暑の中、畦の草刈をしてもらっています。暑いのに、ホント感謝です。

 

穂が出る前に草刈をするのは、カメムシ被害を予防するためです。佐渡では、農薬を使わない田んぼ程クモ等の天敵が多いので、カメムシの被害が少ないと報告されていました。

私達の田んぼでは、予防のために草を刈ります。天敵のたくさん棲める田んぼの環境を作っていく必要がありますね。

田んぼは、一度中干しをしてから、水を入れています。用水にカワニナがいました。

  

稲株は、太くて立派なのですが、そのわきにコナギがびっしり生えています。

  ←(株間にびっちり生えているのがコナギです)

除草機や人力でも草取りをしたのに、獲りきれなかったのが繁殖したんですね。

ああ、どうしよう。またしても、今年も鎌を持って田んぼに入るべしですね。

収穫前の大仕事です。

2012年07月26日

 

 17日、18日と2日間にわたり、佐渡市で「生物の多様性を育む農業国際会議」が開催されました。

 

 

 佐渡市と言えば、能登と同時に世界農業遺産に認定されています。また、30年くらい前には、佐渡と能登を結ぶフェリーも就航していたくらいで、海を渡ればとても近いところです。

 と言うわけで、今回、珠洲市飯田港からチャーター船で、能登地区4市4町から50名以上の参加者が佐渡市を訪問しました。

 私も、もちろん行きました。酔い止め薬を飲んで緊張して、船に乗り込んだけど、波が穏やかで快適な船旅でした。

 「農業国際会議」には、中国、韓国、フィリピンからも参加者がいて国際色豊かでした。

 この会議を通じて、一番強く感じたのは、田んぼの役割は米を作るだけではなく、たくさんの生き物を生み出すところ、まさに生物多様性の源であるということです。

 農薬を使わない田んぼには、カメムシの被害が少ないという実態からもわかるように、たくさんの生き物がいてこそ、良い環境が保たれているのです。

    

 能登でも、耕作放棄された棚田がたくさんありますが、もう一度、田んぼの偉大な役割を改めて知り、地域で取り組んでいかなくてはならないと思います。

 まずは、生き物調査がその第一歩になるのではと期待しています。

 先日の生き物調査の結果ができたら、ぜひ、地域の人にも見てもらおうと思います。

 「生物多様性」の取り組みは、自分の地域にあった形でいいので、トキやコウノトリがいなくても自分たちの取り組みはできるはずです。

 国際会議終了後、佐渡の農家さんの田んぼを見せてもらいました。

 竹ぼうきを使った除草機は、来年は私達も作って使ってみようと思います。

    

 佐渡市の農家さんは、佐渡全体の米のレベルアップをしたいととても熱く語っていたのが印象的でした。私達もがんばらなくてはと思います。

佐渡では、とても有意義な2日間でした。

最後に、すごくきれいなバラのアレンジです。

友達から暑さに負けず頑張れエールにいただきました。頑張ります!

2012年06月28日

毎日、いいお天気が続き、もうすっかり初夏ですね。

 

 昨日から、石川県により、田んぼの生き物調査が行われています。

 

今日は、会社のすぐそばの田んぼで行われていたので、様子をみせてもらいました。

このあたりの田んぼは、3年前に区画整理が行われていて、水路はコンクリート製の水路で、水は川からポンプで揚げています。

私の予想では、生き物はあまりいないだろうなと思っていました。

ところが、実際に調査してみると、トノサマガエルのオタマジャクシや大きなヤゴ、ドジョウも数匹いましたし、その他にもたくさんの生き物がいました。ビックリです。川の水を揚げた時に一緒に上がってきたらしいです。

主にいたのが、水路の途中にある「タメマス」です。しかも、落ち葉や土が堆積しているちょっと見ると汚れてそうな「タメマス」にドジョウが4,5匹いたそうです。

  

水路も、入れてから3年経ち、ところどころにちょっとした土砂などがたまり、水が少しせき止められた状態の場所に生き物が自然に棲みつくそうです。

まさか、ドジョウがいるとは思わなかったので、感動でした。

そして、「タメマス」の役割がこんなところにもあったんですね。

水路がもし、土側溝だったら、どんな生き物がいたのかなと思います。

 

私達の「山田」でも、調査が行われました。もちろん、生き物はたくさん、たくさんいたそうです。

 

調査は、1年間行われるそうなので、どんな結果がでるのか楽しみです。

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